この講座ではセンター試験の過去問を利用して英文法の知識を総合的に学習します。その際,この記事を読んでいるだけでは「わかったつもり」になるだけで,実力は付きません。真剣に勉強したい人は必ず「復文」を実行してください。
「復文」とは,「読めても書けるとは限らないが,書けるものは読むことができる」を利用した昔から伝わる勉強法です。例えば,「薔薇」という漢字を書けても読めない人は多いでしょう。私もそうです。しかし,「薔薇」と書けるのにこの読み方がわからない人はまずいません。
英文でも同じです。自分が書けた英文の意味を理解できないことはまずあり得ないでしょう。
「復文」をすることで,英語を書く能力も読む能力も飛躍的に高まります。具体的なやり方を説明します。
- 英文を見て日本語に訳す
- 訳例を見て答え合わせ(赤で修正)
- 訳例を見て元の英文を書いてみる
- 元の英文を答え合わせ(赤で修正)
これによって,自分はどこがわかっていないのか,どこを覚えていないのかが可視化されます。「間違えたところ」が克服すべきポイントです。そこを意識して,和訳を見てスラスラと元の英文が書ける状態まで鍛え上げてください。
「復文」についてはYouTubeでも解説しています。